子どもが産まれてから安心・安全な生活を目指したくて片づけを意識しはじめたのが数年前。
家族と対話しながら少しずつ始めている。
2018年に整理収納アドバイザー1級の資格も取得し、それ以来一気に家の片づけが加速。
2年経ち、ようやく完成形になってきた。
この数年どんなふうに作業していったのかを整理収納アドバイザーの視点からまとめておきたい。
事例は我が家の場合だが、各家庭の参考になれば嬉しい。
片づけをはじめるにあたって
家族みんなで気持ちよく部屋で過ごすにはどんなことをすればいいのか?
順を追って説明したい。
過ごしたい生活のイメージを決める
そのモノは生活に必要なのか?
それがあることによって時間の使い方は変わるの?
もっとよいモノはある?
他のモノで代用できる?
そこに住んでいる家族と話し合ったり、自問自答を繰りかえす。
実は整理収納の中でここが一番大事なポイント。
ポイントは家族でどう過ごしていきたいか未来を語ることだ。
好きなものと必要なものを決める
家族それぞれの必要なモノと不必要なものを決めていく。
手放す基準例を挙げたがこれだけではないので、基準は参考程度に。
ミニマリスト思考に汚染されて無理に手放す必要もないので、全部残しておきたい場合もアリだ。
■1年以上使わなかったもの
■嫌な思い出があるもの
■人にオススメできないもの
■壊れていたり、腐っていたりするもの
POINT:明らかにゴミでなければ他の人のモノは勝手に捨てないこと
モノの住所を決める
必要なものや好きなものの数が決まったら、それらを配置するために動線を意識しながらモノの定位置を決める。
使う人が手にとりやすい場所?
使う人が手にとりやすい位置?
使う人が元々あった場所や位置に戻しやすい?
使うアイテムを使う場所(エリア別)にしまっていく。
例)
鍋、フライパン → キッチン
靴、傘→玄関
各家庭によってそれぞれ違うので、家族全員で内容をすり合わせて行って欲しい。
ちなみに我が家では全員キッチンで歯を磨くので、洗面所に歯ブラシを置いてないwwww
見せる収納の一例
実際にどんな風にして収納しているのか、我が家を例にして画像を添えながら解説したい。
見せる収納=取り出しやい収納と考えてみる。
基準としては5つに分けられる。
ここでは毎日使うモノと、2~3日おきに使うモノを見せる収納とした。
■ 毎日使うモノ
■ 2~3日おきに使うモノ
■ 1週間おきに使うモノ
■ 季節毎に数回使うモノ
■ 年1~数回に使うモノ
「毎日使うモノ」とや2~3日おきに使うモノ」を見せる収納としてオープンにしておく
子どもの使うおもちゃ類
よく見える場所、置きやすい高さに配置するのがポイント。
過去にキレイだからといって見えなくしてしまうと子どもたちは分からなくなってしまったことがあった。
透明な収納にしたり、ワンアクションでとれるようにするとよい。
Point:小さい子どものアイテムはオープンに
子ども専用の文房具類
乱雑になりがちな文房具類。
文房具類は種類も多いし、数も膨大。
子どもがよく使うものばかりにして、あえて大人用と分けている。
我が家では100均ショップで買ったアクリル小物入れを活用。
中身が見えるので、子どものみならず一緒に片付けをする大人にとっても戻しやすい。
子どもの読む本
寝る前に読書がいいと言われている。記憶の定着が昼間よりはるかに良いそうだ。
※↑聞いた話なので真偽は不明
そのせいもあって寝室付近に子どもの身長に合わせた場所に置いている。
思惑通りにこの配置のおかげでよく本を読むようになった。
ちなみに入れ物は20年以上前に買ったカラーボックスwww
子どもの通学アイテム
リビングで着替えをするので通学グッズや学用品をまとめて移動。
下段は工作物のストックの数々。
子どもに関する書類
毎日のように届く幼稚園や学校からのプリント類。
重要書類もあり触れてイタズラされて欲しくないので、持ち帰ったらすぐさま大人の身長で届く場所に収納。
書類全て全部まとめてあるので、探すときにも手間なく手際よく探すことができる。
箱ごとに「使い終わったもの」「保留中」「あとでまとめて捨てるもの」となんとなく分けている。
キッチンツール
毎日つかう包丁やお玉などノンアクションで撮りやすい位置に配置。
塩や砂糖入れも同様。
調味料は油がつくのがイヤなので、我が家はIHクッキングヒーター下の引き出しにしまっている。
IHでも油も付着しまくるし、手入れも面倒なので見映えする容器には入れずにそのまま使っている。
朝は戦争のような忙しさ。
毎日使う飲み物のパックやキッチンスケールもオープンに収納。
見栄えも気にせず。
毎日、朝の忙しい時間帯に使うので、ノンアクションで手に取れるようにしている。
お子のお弁当グッズも放り入れるだけ。
コップ・カトラリー類
大人の身長でしかとれない位置に出しっぱなしで置いてある。
カトラリーの種類別に縦で分けてあるので、総量を判断しやすい。
ダイニングテーブル
我が家のテーブル。ここだけ汚して良いエリアにしている。
片付ける気分が乗らなかったりめんどくさい時、お子の作りかけの工作物を後で片付けするための避難場所でもある。
クリーニング用品
整理収納と切って離せない関係なのが掃除。
整理収納の意識があると掃除のやりやすさが格段に上昇する。
優順位を考えると…
整理 < 収納 < 整頓 < 掃除
掃除用品にオサレな入れ方は求めてないので入れっぱなし状態だ。
むしろすぐに取り出せる場所が適切。
我が家では数カ所掃除用具をすぐに取り出せる場所に配置している。
トイレットペーパーやティッシュペーパー、水などの備蓄品
トイレットペーパーやティッシュペーパーの保管は全体像が見える形にするのが吉。
減ってきたら買い増し日をドラッグストアのポイントデーと組み合わせると習慣化ができて一石二鳥。
避難 / 防災グッズ
しまいこんでしまうと取り出す時間で状況が変わってしまうかもしれないので、いざって時にすぐにとりだしをできるようにしている避難グッズ。
見せたくないモノ(隠す)の収納の一例
ここでは季節ごとに使うモノ体から年に数回以上使うモノを中心に収納しているものを紹介する。
衣類
季節ごとに色分けした衣類。(ダイソーで購入 この色はすでに廃盤)
衣替えの時は箱単位で移動させるだけなので、わずかな時間で終了する。
白色系→肌着
黄色系→春・秋
青色系→夏
赤色系→冬
バス・トイレ・洗面用品
意外とモノであふれるバス・トイレタリー用品。
人によってアイテム数が膨大になり、ジャンル分けをしてみたものの、なかなか大変だった。
備蓄用品の数と種類の決め方として近所のドラッグストアの距離で考えると良い。
近い→備蓄少ない
遠い→備蓄多め
今後、家を建てる方は寝室の広さより洗面台の広さを重視したほうがよいだろう。
食器類
まだ子どもにあまり触らせたくない割れ物がメイン。
あえて隠して収納している。
大きくなったら手に取りやすい場所に移す予定。
調味料・キッチン雑貨類
よく使うけど、出しっ放しにしたくない。
そんなときは用途にあわせてグルーピングするのが正解。
アルミホイル、ラップ、鍋つかみなどをまとめて収納。
じゃがいもをはじめとする根菜も収納している。
位置と数をも決めておくと戻すときや追加する時に楽チンだ。
鍋類は毎日使うのであえてオープンに。
あまり使わない書類
説明書類や人間ドックの書類が中心。
年に数回しか説明書類を見ないし、観るとしても今はwebで検索したほうが早いので中の仕分けはテキトーだ。
思い出の品々
絶対手放したくない思い出のものをまとめて収納。
けどたまには見返したいので、すぐに手に取れる場所を確保した。
備蓄食品
カップ麺だけは食べすぎないようにと取りづらい場所に保管している。
こうでもしないとデブ夢中、デブまっしぐら。
普段使いしている食材もあるので、それらはワンアクションで手に取れる「重なるブリ材長方形バスケット」に保管中。
アルバム類
主に過去のアルバムや年賀状類を収納。
頻繁に出し入れするわけではないので、壁面収納であるスタッキングシェルフのあまり使わない場所に配置している。
しまってはいるが、見ようと思えばすぐに取り出すことできるのでおススメ。
万が一のためGoogle Photoによるデジタルアルバム化も同時に進行中。
主に過去のアルバムや年賀状類を収納。
頻繁に出し入れするわけではないので、壁面収納であるスタッキングシェルフのあまり使わない場所に配置している。
しまってはいるが、見ようと思えばすぐに取り出すことできるのでおススメ。
万が一のためGoogle Photoによるデジタルアルバム化も同時に進行中。
我が家のズボラ収納「出しっぱなし計画」のまとめ
暮らし方や住んでいる人数によって収納は変わる。
でも、実際どうやったらいいんだろうとお悩みの方にポイントと写真付き事例を紹介した。
STAY HOMEも叫ばれている昨今、整理収納のきっかけづくりになれば幸いだ。
2020年10月現在 個人の感想
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