2018年夏は大雨・台風・地震と立て続けに日本を襲った。今後の為にも普段の非常物品の用意と合わせて、少しでも減災できるようにモノの配置をさらに工夫してみたのでいくつか紹介したい。
テレビ台
テレビ台にあるPlaystation®3。面倒くさがり屋なのでノンアクションでディスクを取り出しやすい状態にしていた。楽でよかったが、以前よりDVD / BDを見る機会が減ったのでこれを機会にテーブル下に再配置&耐震マットで固定した。
※テレビ下の白い箱は電動自転車の充電器を入れている。記事は→こちら
before
after
試してみるとスッキリかつテレビの位置もど真ん中に配置できたので、結果的にはよいアイディアになった。これなら建物が揺れても下に落ちるか高さ的にも目の前のベッドの縁に当たるだけなので、減災に期待がもてる。
寝室
一日の大半を過ごす寝室。寝ている時間帯にも地震発生の可能性がおおいにある。寝ているときほど無防備なことはないので、極力タンス類は撤去して布団以外にモノを置かないようにした。
ちなみに上写真の機械は加湿器。時季に応じて設置している。
Before
必要最小限のものだけをグルーピングして枕元に置いていた箱。このままだと問題アリアリなので…
after
いれる箱を無印良品「やわらかポリエチレンケース・小」に変更した。万が一身体に当たっても被害を最小限級に抑えることに期待ができる。
約幅25.5×奥行36×高さ8cm 590円(税込)
防災棚の設置
今まで物置でしかなかった階段下収納をカラーボックスを使って防災棚へとクラスチェンジさせた。
整理収納アドバイザーの考え方だとモノの捉えかたは4パターンあり、アクティブ・プロパティ・スタンバイ・スクラップと4つの領域に分けられる。
アクティブ………よく使っているモノ(毎日きている服、食器など)
スタンバイ………使い時が頻繁ではないもの(季節もののアイテム)
プロパティ………使い道がわからず、とりあえずしまってあるもの
スクラップ………放置された使っていないモノ(何年も着ていない洋服など)
防災備品はアクティブ領域に当てはまる。
リュックやトランクケース
今まではスタンバイ領域に配置していたが、防災備品をすぐに取り出せるようにとアクティブ領域に変更。基本的な道具を揃えた防災リュックも手に届きやすい場所へ。
トイレット & テッシュペーパー類
先の東日本大震災に被災された方々の話の中で、紙類が足りなくなった話を伺った。食品と合わせて使用しつつ備蓄スペースを捕獲。大人を含めた幼児用のおむつやウエットティッシュもマストだ。
保存用飲料水
水の保存は重要だ。人は水だけだと1か月は生存可能と言われている。大人で一日に使う水は2リットル。最低でも人数×3日分+予備は保管しておきたい。2リットルでの保存の他にも小型サイズも必要。避難の際に持ち運びが容易だからだ。
近所で買えて普段飲み慣れているものを。味の違いがちょっとしたストレスになるうるからだ。
お薦めはボルヴィック。保存期限が3年と長く、スーパーやドラッグストアでも手に入りやすい。
また、うっかり消費期限が切れてしまった水は飲むことは(気分的に)難しいのでトイレに再配置。普段から浴槽の水を貯めておくのが基本だが、予備としてスペースが許す限り置いておきたい。
ローリングストック
普段食べているレトルト食品を適度に食べながら備えをするのがローリングストックという考えだ。カンパンなどは食べ慣れてないとおいしく感じない。防災食を食べずにいればすむことだが、普段食べ慣れているものを食べていくことでストレス緩和にもなる。
キッチン下部の食品入れ
普段食べ慣れているカップ麺や缶詰群。1週間ほど食料が持つようにしたい。確認してみると、野菜系の缶詰がないのでリストに加えた。
マイクロパントリー
冷蔵庫隣のスペースを食品貯蔵庫化した。
リビング
無印良品「スタッキングシェルフ」を愛用している我が家。(関連記事は→こちら)アイテムを大容量に収納できるので重宝しているが、2mと高さがあるため、いざ地震が来たときには不安だ。基本上段は何も置かないか、軽いモノを収納するのが鉄則だ。
が、更なる安全確保のために上の段はなるべくモノを置かないように再配置。スタッキングシェルフ前には引き戸 + 固定しているため、被害が最小限に食い止められるが、更に安全確保に精を出した。
まとめ
実践してみると準備にかなり時間・手間取ってしまった。有事の際はほとんど何もできないだろう。防災備蓄は日常を平和に過ごせている今のうちに備えておきたい。そして意識を「災害はいつくるか分からない」→「いずれくる災害」へアップデートすると考えを改めた。
※2018年9月現在
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