「空間が変われば、人の心は変わる!」
とこれまで現場第一主義を貫き、20年以上2,000軒以上のお宅を訪れた講師が整理・収納・お掃除の経験を基に生前整理の極意を伝授するセミナーへ参加した。
幸せ住空間セラピスト古堅純子が伝授する定年前に始める生前整理の概要
日付:2019年10月4日(金)
時間:13:00~16:30(途中休憩含む)
場所:山日YBS本社
費用:6,500円(税込)+ テキスト代(880円)
理論編または実践編のみの受講も可能。(3,500円)整理収納アドバイザーの1級資格を所持している自分としては、基礎を学ぶ理論編はイラネ? と思ったが、取得時期からかなりの時間が経っていること、講師の話す事が工夫を凝らしていて、毎回話す内容が変わるので参加に至った。
生前整理セミナー講師の古堅純子氏について
ハウスキーピング協会 認定講師。幸せ住空間セラピスト。
キレイ好きが高じてお掃除サービス会社に入社。47都道府県をはじめ海外の家庭の幸せ住空間に携わる。
整理収納コンサルティング・収納サービスを提供し、TV・ラジオなどで活躍中。
著書には「古堅式!片付けワークブック」、「古堅式夢をかなえる片付けのルーティン」、「幸せをつかむ人の片付けのルール」など16冊以上。
また、企業内の整理と収納をプランニングする企業内整理収納マネージャー認定講師でもある。
内容は理論編と実践編に分かれて13:00~16:30まで開かれた。
幸せ住空間セラピスト古堅純子が伝授する定年前に始める生前整理 <理論編>
「生きることを前向きに整える理想の暮らし」
この考えをベースにセミナーが進む。
「生前整理」というキーワードは13年前に古堅純子氏が考案。
最初は男性向けの講座だったという。元々のタイトルは「捨てないオヤジは捨てられる」だったが刺激的すぎるのでボツになった裏話も聞く。
捨てられない理由 トップ5
生まれ育った環境、先祖代々受け継がれたモノを始め、捨てられないのは5つの理由がある。
① 思い出の品
② 高かったモノ
③ 人からいただいたモノ
④ 捨てるのが面倒、捨て方がわからない
⑤ 壊れていない、まだ使える
人は寂しくなったり心が満たされないとモノに依存したり、ケチをつけるようになってしまうと説明。
人からいただいたものは(自分の気持ちに整理がついたら)自分の家のモノなので気にしなくてよいとの事。
片づけを目的にしない
まずは理想の暮らしをイメージしてから作業する。
片づけは自分の人生でやりたいことをするためのきっかけづくりに過ぎない。
片づけをするための時間は実は多くない
生前整理を考える年代ではいつどんな風になってしまうかわからない健康状態。
なので片づけを目的にせずに、やりたい事をするための空間作りに目を向けて欲しいと講師は語る。
一人ではやらない
まずは家族を全員巻き込む事。高齢なこともあり、家具を移動する時など家族でやると心強い。時短にもなる。
例)お友だちを家に泊めたい → 来客用の寝室のスペースをつくる → お友だちが泊まりに来る → 元気100倍!
休憩
実践編の準備もあって長めの休憩に入る。
著者が多数手がけた書籍とともにコーティングスプレーで名高い評判の「サニーシールド」の販売もあった。
トイレに行ってる間に売り切れていた。油断した…。
幸せ住空間セラピスト古堅純子が伝授する定年前に始める生前整理 <実践編>
休憩を挟んだあとは実践編。
2,000軒の整理収納の経験を基に前向きに生きる空間作りをどうしていけばよいのか4つのポイントを学ぶ。※他にもポイントは数多くあったが4つのみに省略
優先順位を決める
どんなライフスタイル・生き方をおくるかを考える。これがないと整理をするだけになってしまい、おかずの入っていないお弁当箱のよう。
片づけ→「モノを捨てなくてはいけない」の思い込みから離れる
修行僧のようにモノから離れた生活でなくてもよい。モノは心を豊かにしてくれるのも事実。実際エネルギッシュな方はモノの持ち方と数が半端ないそう。
悩んだモノは捨てない
手放す心の準備がいずれくるので、まとめて保管する。
また、いずれ考えるざるならない問題「両親の家の片づけ」についても言及した。
両親の家を片付づけるための8つの心得
① 買うなというと余計買っちゃう
② 捨てろと言うと捨てないのが親
③ コミュニケーションをこまめにとっておく
④ 理想の暮らしを明確にイメージさせる
⑤ 判断に時間がかかるとことを理解する
⑥ それぞれの親の意見を尊重する
⑦ こだわりのなさそうなモノから始める
⑧ 大きなモノから手放す
幸せ住空間セラピスト古堅純子が伝授する定年前に始める生前整理のまとめ
いろいろな形の家があり、しまい方もその家それぞれ。
我が家もいずれやってくる定年や子育て後の残りの長~い人生を心穏やかに過ごすためには、日々の生活に大事な事を今一度考え直す必要があると感じた。
仕事や子育てはいつか終わりはくるが、やりたいことや生活には終わりがない。
人生100年時代。刻々と変わるライフスタイルやライフステージに向けて見える化をしていきたい。
※2019年10月現在 個人の感想
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